医療を取り巻く環境が急速に変化するなか、大規模病院の経営持続性を高めるためには、限られた人材・時間・予算をいかに最大化するかが問われています。
特に、人的資本の約6割を占める看護部門の在り方は、病床稼働率・収益・評判すべてに直結し、400床以上の病院においては経営戦略として見直す価値が非常に大きい領域です。
離職、非効率、過剰業務…こうした課題は、そのまま病院収益と**「選ばれる病院」であり続けられるかどうか**に直結します。いまこそ、看護部門を変えることが病院経営を変える一手になるという視点から、具体的な事例と改善手法を3部構成でお伝えします。
なぜ 400床規模の病院こそ 看護部から改革を始めるべきなのか?
「効率化=人員削減」ではない、“未来のための改善”とは?
実際に効果を出している大規模病院では、何を変えたのか?
これらの問いに対し、「収益・質・やりがい」を両立させるためのヒントをお届けします。

■ こんな方におすすめです
• 400床規模の病院で、看護部門の改善を経営課題として捉え直したい事務長・看護部長の方
• 多忙な現場に具体的な手を打ちたいが、どこから始めるべきか悩んでいる方
• 人が増えない中でも、収益・質・やりがいを高める方法を探している方
• 「改善=効率化=削減」ではなく、未来につながる投資として改革を進めたい方
• 大規模病院ならではの複雑な組織課題を、看護部から突破したいと考える方

■ セミナーで得られること
看護部門の改善が 大規模病院の経営成果に直結する理由 が明確になります
「効率化=人員削減」という誤解から脱却し、未来投資としての改善に視点が変わります
事務長と看護部長が連携し、改善を成功に導くための体制構築のポイントがイメージできます
他の400床規模病院の成功事例から、自院でも活かせる具体的施策やヒントが得られます

日時 2025年10月23日(木)13:00~13:45(接続開始12:50)  
会場
Web無料開催
参加費 無料!
定員 なし
対象 ■ 病院経営層
• 理事長、院長、事務長など経営の意思決定を担う方
• 看護部門を含む経営資源の活用を戦略的に考えたい方
■ 経営企画室の管理職
• 看護部門を含む経営資源の活用を戦略的に考えたい方
主催 株式会社日本経営
共催
協賛
内容 第1部:なぜ「看護部から」なのか?
― 経営成果を最大化する“改善の起点”は看護部門にある―
• 人的資本の6割を占める看護部門の構造的な重要性
• 離職、業務過多、非効率…放置がもたらす経営リスク
• “看護部の問題”ではなく、“病院の経営課題”として再定義する視点

第2部:なぜ看護部だけでは成果が出にくいのか
― 「現場に任せれば進む」は幻想。改善を止める3つの誤解―
• ① 現場丸投げ型(改善を「現場でやっておいて」と任せきりにし、経営や他部門はノータッチ)
• ② データ偏重型(業務量調査や数値管理だけに依存し、現場の声や感情、実態と乖離)
• ③支援不在型(経営が評価せず、仕組みの支援がなければ、組織成果にはつながらない。)

第3部:「改善」が続く病院と、続かない病院の違い
― 改善が“文化”として根づく病院の仕組みとは ―
• 改善が定着する病院が必ず押さえている5つのポイント
 └ 経営層の関与、改善チームの構造、現地現物、ツール、PDCA
• 経営企画室が行う改善推進室の役割(看護部から他職種へ波及する改善文化のつくり方)
• 現場の努力を成果に変えるのは、経営の責任。
備考 ・受付は、開催日の前日16時で締め切らせていただきます。

・お申し込み前に、セミナー参加時のお願い及び注意事項をご確認ください。

兄井利昌

株式会社日本経営
東京支社 業務プロセス改善コンサルティング事業部部長 米国認定リーンコンサルタント
(株)日本経営において東京病院組織・人事コンサルティング部門の責任者として、厚生労働省からの委託事業としてタスク・シフティング等の医師の働き方改革に関連する勤務環境改善にかかる調査研究を実施。15年以上に渡り医療機関の人事・労務・その他組織開発に関わるコンサルティングに従事し、医師の働き方改革支援コンサルティングにおいては、医師と協同した改善活動や働き方改革の意義・目的の周知等豊富な経験を有す。

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